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Lc.Tainan City は、1998年にLia-Ching Chen氏が作出、登録された品種です。親は、非常に有名な赤色系のLc.Royal Emperorとアートシェード系で有名なLc.Waianae Sunsetです。

Lc.Royal Emperorには、有名な個体として‘Wade’と’Chris’がありますが、これはフラスコ内で一つの株が分化した同一個体と言われています。このLc.Tainan Cityの親も’wade‘か’Chris’が使用されたものと考えられます。Lc.Waianae Sunsetは、ハワイの故宮本さんが作出、登録されたアートシェード系の先駆的な品種です。Lc.Drothy Friedは、あまり濃色では無いラベンダー系の大輪の品種で、それに濃橙黄色のLc.Mysedoを掛け合わせて作出されたLc.Waianae Sunsetは、それまでに無かったカトレア交配種です。アートシェード系の交配においても、宮本さんの貢献は非常に大きいものだと思います。1970年代にハワイの宮本さんのところで、初めてLc.Waianae Sunsetを見たときの衝撃は忘れることができません。

このLc.Tainan City‘General’は、両親の色合いを絶妙にミックスした独特の色合いです。写真では実物の色を忠実には再現できませんが、光により微妙に色合いが変化します。最近の大量生産されたメリクロン苗の中には、メリクロンで作成した株から再度メリクロンをかけて作出したものがあり、変異も大きくなる傾向がありますが、写真の花は10年位前に購入したメリクロン株ですが変異がほとんど無いものと思います。また、クリッピング（ウィルスや病原菌等の影響でなく、花の一部に色抜けや小さな奇形がでる現象で、しこるとも表現します。原因は、遺伝によるものと考えられています。）は、長年咲かせていますが、全く兆候はありません。

今回写真のLc.Tainan City ‘General’の分け株を1株限定で10,800円（消費税込み、送料別：振り込み手数料は、別途ご負担ください）で、販売いたします。ご興味のある方は、mailbox@cattleyart,com へご連絡願います。なお、販売株は、ウィルスチェックを実施済みで、CymMV、ORSV共に感染が無いことを確認しております。ウィルスチェックのため、販売株の葉の一部を切り取っておりますので、ご了承いただければと思っております。メールをお待ちしております。

 

上原様は、四国の高松市で進学塾の先生をされています。その塾からは、数多くの名門校に多くの生徒さんが進学されております。多忙である上原さんですが、故新居義久さんに師事し40年くらい前からカトレア栽培をなさっています。上原さまは、数多くの交配をなされています。上原様が登録、作出されたカトレアの交配名は、Rie’s　xxx、やSanuki xxxとうの名前で登録されています。以下は、上原さま選出、作出のカトレアです。

Mr.Uehara is cram school teacher in Takamatsu City in Kagawa Prefecture, Japan. That cram school in Takamatsu city is very famous and many students are enrolling prestigious schools. Though Mr.Uehara is very busy, he has been growing cattleyas about 40 years. His mentor was famous the late Mr.Arai and he is now leading many amateur hobbyists. Mr.Uehara is creating many hybrid cattleyas and his registered grex are named such as Rie’s xxx, and Sanuki xxx. Rie is Mr.Uehara’s daughter name and Sanuki means old area name of Kagawa Prefecture. Also Sanuki is very famous for Sanuki Udon(Very delicious Japanese noodle made from wheat flour in Sanuki Area).

The following pictures are hybrid cattleyas which are created and/or selected by Mr.Uehara.

Blc.Rie’s Delight ‘Canary’ HCC/JOS　（Blc.Rie’s Bay x C.Horace）

 

Blc.Rie’s Knot ‘#7‘　（Lc.Frank Lloyd Wright x　Blc.Triumphal Coronation）

Blc.Rie’s Knot ‘Maya‘ HCC/JOS （Lc.Frank Lloyd Wright x　Blc.Triumphal Coronation）

Blc.Rie’s Lullaby ‘Yuto’ HCC/JOS （Blc.Geoge King x Blc.Hetherington Horace）

 

Blc,Sanuki Crystal ‘A.Y.Heritage’　HCC/JOS（Blc.Mary Tuavera ｘ C.Sierra Blanca）

 

 

 

Bl.Sunset Gloryは、2000年にハワイのH&R蘭園で作出、登録された品種です。

カトレア系の交配種としては、非常にシンプルで、B.nodosaとL.milleriで作出されたBl.Richard MuellerにL.purpulataが交配されたものです。CattleyArt株式会社では、カトレア類の属名表記については、旧表記で記載しておりますので、ブラソレリアとして紹介いたします。ちなみに最新の属名表記では、ややこしいのですが、B.nodosaはブラサボラ、L.milleriがカトレア、L.purpulataがカトレアというこになり、Bc.Sunset Gloryとなります。

今回の‘Orange Fantasy’は、四国の進藤さまのセレクト株です。カトレアの整形花ではありませんが、少し日本的な情緒を持ち合わせている不思議な雰囲気を持っています。 写真でもわかるように咲き始めから時間が経過すると花色が変化していきます。少し寒い時期ですとオレンジ味ももっと濃くなります。また、特筆すべきは、L.milleriの血が入っているため、株ができてくるとステムが分岐して、枝打ちするように開花します。非常に強健でうまく栽培すれば、不定期に年2回以上は開花しますので、初心者の方にもお薦めです。今回Bl.Sunset Glory’Orange Fantasy’のオリジナル分け株を10,800円（消費税込み、送料別：振り込み手数料は、別途ご負担ください）で、販売いたします。ご興味のある方は、mailbox@cattleyart.com へご連絡願います。販売株の写真等をお送りいたします。なお、販売株は、ウィルスチェックを実施済みで、CymMV、ORSV共に感染が無いことを確認しております。ウィルスチェックのため、販売株の葉の一部を切り取っておりますので、ご了承いただければと思っております。メールをお待ちしております。

　本当は、Bl.Sunset Gloryについてアップする予定でしたが、カトレアマニアの方で鳥好きの方がいるということがわかりましたので、急遽予定変更で、番外編をアップします。

 　昨夜、温室から出しているカトレアを確認しに行ったところ、隣家のアンテナの上に大きな黒い鳥がいました。都会では、カラスも夜型になるのかと思ったのですが、カラスの特徴であるくちばしがみえません。これは何かと双眼鏡でもみたのですが、暗くてよくわかりませんでした。そこで、カトレア写真を撮るためのCanon 6DでISO設定をMaxに設定して撮影してみました。ディスプレーでブレブレの画面を見てみると、そこには人の顔をした鳥？　思わずのけぞってしまいました。ディスプレーからファインダーに目を戻すともうそこには何もいません。音も無く消えてしまっていました。

写真では背景が明るく見えますが、本当は東京の夜中の空の暗さです。 

多分フクロウではないかと思うのですが、東京にいるのは、野生なのかフクロウカフェから逃げたのか？？？。　以上番外編でした。

 

米国のキース デイビス オーキッドの　キースデイビスさんが、以下の写真を送ってくださいました。リンクがありますので、是非ともキースさんのホームページをごらんください。以下の写真は全て同じseed pod( Blc. Chia Lin ‘Shin-su #1’ x Blc. Goldenzelle ‘Orange Pumpkin’)から生まれた兄弟姉妹です。

Thanks to Mr.Keith Davis, Keith Davis Orchids. Please visit his home page. Following two pictures are sent from Mr.Keith Davis. Very attractive flowers.

同じ親を使った交配でもこれほどの違いがでるところが、カトレア交配種の楽しみです。

There are many differences even from the same seedpod. Let’s start hybrid cattleya growing.